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つれづれ花の旅倶楽部

身近な場所での季節の花を写真に収めたり旅を楽しみながらお花を撮ったりする仲間達のつれづれなる想いや写真,得意技などを載せています。


by 2010Komachi

これなーに(4)?くぬぎと・・・

いろんなどんぐりがたくさん落ちていましたのでそれを夢中で取りながら歩いていて、細長い葉が黄葉も過ぎて褐色一色になっている木が目につきました。

そしてその一枝にぶら下がっている蓑虫のようなものに気がつきました。
あ、○○だ!一緒にいた友人と顔を見合わせ声をあげました。自然の中で見るのは初めてでした。
このようにぶら下がるのかな??人の手が加わらない自然界では。

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褐色の葉になっている木は檪(くぬぎ)

ぶら下がっているのは山繭

山繭は山好き友人が山でまゆを拾ってきて見せてくれたので、すぐにわかりました。
檪の葉を生食するのでしょうか?

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この写真のまゆはは友人が山で拾ってきた山繭でそのままビニー袋にいれて置いていましたら、なんとその繭の一つから蚕が蛾になって出てきているのに気が付きました。あわてて袋から出して箱に入れてそのままにしていましたが、2日ほどして死んでしまいました。

しっかりとした蛾の姿までには至りませんでしたが、このような蚕の蛾をみるのも初めてでした。
なんだかモスラみたいですね。

袋の中で羽化の温度になっていたのでしょうか、
このようなとてもきれいな黄緑色のまゆと蛾、なかなか見れないものを偶然見ることができて幸せ・・・・

                       山繭 (天蚕)
 天蚕は、日本・台湾・北朝鮮・中国などに分布するヤママユガの幼虫で、和名をヤママユといい、分類上は鱗翅目ヤママユガ科に属する。その仲間は我が国の山野に10種余りが生息し、なかでも沖縄のヨナグニサンは翅を開くと20数cmもある巨大な蛾になる。

 天蚕は、冬の間は卵の状態ですごし、近畿地方では食樹のクヌギなどが芽吹く4月中旬以降にふ化する。幼虫は水を飲む習性があり、若葉を食べながら葉に付いた水を飲んで成長する。飼料となる樹木は、ブナ科のクヌギのほか、コナラ、カシワ、アベマキなどの落葉樹、シラカシ、アラカシなどの常緑樹が知られている。

ふ化直後の体色は黄色であるが、成長するにしたがって緑色に変わり葉色と保護色になる。

by 2010Komachi | 2012-12-19 01:59